就職について考えてみた①

通勤時間は貴重な時間だ。TVを観たり横になったりできないぶん、読書や勉強に専念できる気がする。車両の中に閉じ込められ他に何もやることがないのだから当然かもしれない。家にいるとなまじいろいろな選択肢があるためか、昼寝をしたりゴロゴロしたりして無為に時間が過ぎてしまうことが多い。特に朝の通勤は一番頭がさえる時間のためか読書がはかどる。読書に集中したいときはずっと電車にのっているほうが効率的なのかもしれない。

仕事から帰るときは、疲れているためか頭がぼーっとすることがある。こういうときは実用書っぽい本を読もうとしてもなかなか読書がすすまない。何度読んでも文章が頭にはいってこないからだ。そんなときは小説や漫画をKindleで読んだり、Feedlyにたまった記事をみたりして駅に到着するのを待つ。これはこれでささやかな幸せを感じる時間ではある。

先週、仕事帰りの電車で下記のブログをみつけ、思わず読みふけってしまった。

www.keikubi.com

警察官を目指していたものの警察学校でいじめにあい退職、その後、人と接することが好きではないにもかかわらず、ブラック企業で飛び込み営業などをされていた方のブログだ。それぞれのエピソードがリアルで身につまされる。この方の経験とは比較にならないが、以前、いまでいうブラックっぽいIT企業で働いていたことがある。50人にみたない小さな会社で離職率が高く、3年もいれば古参の部類にはいるところだった。やたらと連帯感を強調し、ただでさえ忙しいのにボーリング大会やバーベキューなどが定期的に行われた。新入社員は忘年会や新年会で一発芸を強要され、けっこう全力で取り組まされる。地域のカラオケ大会へエントリして歌を歌うというのもあり、夜中まで働いた後の平日の夜、カラオケボックスに同期の新入社員があつまり、毎日振り付けの練習をしていたことを覚えている。入社した当日より朝から夜中まで毎日働き、休日もなにやらイベントが多かった気がする。そうした環境にどっぷり浸かると、いつのまにかその狭い会社の中の関係性だけで生きるようになってしまう。特に他の会社で働いたことがないと、その環境が当たり前のことだと考えてしまうようになる。私の場合、洗脳というと言い過ぎだが、ある種の視野狭窄であったことは間違いないだろう。