統計学を勉強したくなった。

理系の科目が嫌いだった。数学・物理・化学などの科目だ。英語や歴史などと違い、どこかでつまづくとそれ以降がわからなくなる。わからないとストレスがたまり教科書や参考書から遠ざかる。いま思えば文系・理系といった不思議な区分があり、理系科目を勉強せずとも大学までは行けてしまっていた。当時は嫌いなものを勉強せずに済みラッキーなどと感じていた。感じていたが、いまは激しく後悔している。時間がたっぷりあった頃にちゃんと勉強しとけばよかったと。年を取り趣向が変わったのか経済や宇宙、コンピューターなどに興味がわく。若いころに読み漁った哲学書や文学書などは年に1冊読むかどうかだ。経済や科学などに関する本を理解しようとするとすぐに限界にぶつかる。なかには数式などを使わず、わかりやすく説明しようとしている本もある。あるが、そうしたものではさわりしかわからない。何冊読んでも表層をなぞっているような気がする。いまさらながら数学などの勉強の必要性を痛感している。

ずいぶん前から統計学について興味があった。あったが、ずっと重い腰があがらずそのままになっていた。資格の勉強もひと段落したため、最近になり真剣に取り組んでみようと思うようになった。思い立ったが吉日。取り急ぎ、よくわかる統計的な本を買って読んでみる。読んでみるが、全くわからない。Σや∫といった記号がそこかしこにでてくる。思っていたよりも10倍くらい難しく途方にくれる。もっと初心者向けの本をAmazonで探す。評判のよかった下記入門書を3冊読んでみた。いづれも数学が苦手な人向けの解説だ。

・完全独習 統計学入門 ダイヤモンド社

・意味がわかる統計学 ベレ出版

・はじめての統計学 日本経済新聞出版社

読んでみてよかった。統計が面白いと思えるところがいくつかあったからだ。興味がわく。データをまとめるだけでは退屈だ。集めたデータから結果を推測するところにその真髄がある点が伝わってきた。データを収集すると正規分布やt分布などいくつかの分布に収れんするというのも不思議だ。長い道のりになりそうだが、Σや∫を勉強して、まずは中級くらいの本に挑戦してみようかな。